健やかで、調和のとれた人生を送るために
「健康とは、肉体に病気がない状態だけを言うのではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、（宗教的にも）完全にダイナミックに 健やかな状態」と世界保健機関（WHO）は定義させています。こうした総合的な健康を実現させるために、実践的な方法として作られたものが、ヨーガ療法です。
伝統的ヨーガから学ぶストレス対処技法
ヨーガはインダス河流域で、4500年前には修行されたいたと考えられています。 伝統的ヨーガには、厳しい生活環境に身を置くヨーガ行者たちが培った、ストレス対処技法がたくさん伝承されてきています。 そうしたヨーガ技法を一般の社会人にも実習できるようにアレンジし直したものが、ヨーガ療法なのです。
ヨーガ療法の目的
現代のめまぐるしく変化するストレス社会では、沢山の人々がストレス関連の心身疾患に苦しんでいます。 例えば、高血圧症や糖尿病や関節リウマチなどの心身相関疾患に苦しむ人々は勿論、 うつ症状やパニック症状や不眠などの精神疾患に悩む人々も急増しています。 こうしたストレス関連疾患を根本的に対処する為には、私たち自身がストレス対処能力を自分の努力で向上させることが大切なのです。 ヨーガ療法では、インドの伝統的ヨーガ行法をもとにしたアーサナ（体操など）、呼吸法、リラクセーション、カウンセリング、瞑想法などの 技法を使い心の働きを制御し心身の調和をはかっていきます。
ヨーガ療法の効果
ストレス社会に対応するバランスのとれた身体をつくる
ヨーガ療法では、心身症といわれる様々な疾患に有効です。 アイソメトリックをとりいれたアーサナで筋力を強化して、緊張と弛緩を繰り返し『意識化』を促し、 自律神経を整え、ストレスに強いストレスマネージメント、免疫の活性化、 脳トレーニングにもなり、心身共に元気にし、生き方の向上にも繋がっていきます。日本ヨーガ療法学会について、もっと知りたい方は下記をご覧ください。